トップページへ

彼女が欲しいっ!!

■■ド素人出会い系編■■■
■2007年1月24日の深夜

3年付き合っていた彼女にフラれて凹んでどん底。
なんかもう、何をすればいいのかわからない上に、とてつもない孤独感。
ぐるぐるとアタマを巡る脱力感。
仕事の鬼になることを決めたものの、めちゃめちゃ寂しい。
・・・やばい、泣きそうだ。

やっぱ彼女欲しいな・・・。
立ち直る日は、案外早くやってくる。
※このページはリアルタイム更新ではないので、たま~に一気に更新されることがあります。


■2月1日

新しい職場に入ってまだ3日目。

引越ししたばかりで、周囲には友達もいない。

俗にいう『出会いが無い』という状態。

一人寝が寂しいと思い始め、何かしら出会いを求めて動き出す決心を決める。

正直な話、まだ前の彼女に未練たらたらな状態でもある。

自分に対する言い訳は、『未来を掴む為に、過去に縛られないこと』。

・・・正直な話、そんな言葉では全然消化できていない。



■2月2日

出会いが突然やってくる、なんてのはドラマだけの話。

現実は虚しく時間が過ぎていくだけ。

ネットを見ながら『彼女が欲しい』とか検索してみたりする。

(あぁ、これはダメな人間がすることだ・・・。)



■2月3日

ヤフーのページを通常のトップページに設定しているのだけれど、数多いコンテンツの中に、『恋愛』というものがある。

こういう精神状態だと、今まで眼中になかったそういうものが目に留まる。

どんな内容なのだろうと覗いてみると、自分の情報を登録するような欄があって、同じように出会いを求める異性の情報を見ることができる様子。

いわゆる『出会い系』と呼ばれるサイト。

イメージ的にあまり良くないと感じていたけれど、こうなるとちょっと興味が沸くのも事実。

とりあえず頭の隅に置いといてみるものの、暇なときにやってみようという想いは強い。



■2月4日

新しい仕事がそれほど残業が無いだけに、『出会い系』に手をだすチャンスは結構早くやってくる。

まさに『昨日の今日』。

とりあえずプロフィールを書き込んでみる。

何の気無しに書き込んでみたものの、自分なりにはまぁまぁの出来だとご満悦。

登録した時点で、既に万事OKな気がしてくるから不思議だ。



■2月5日

自分が住んでいる県を設定すると、同じ県の女性陣のデータが閲覧できるらしい。

60~70人ぐらいの該当者のプロフィールが見られる。

さらに色々と条件をつけて絞り込むことも可能だ。

その中でも写真付きのデータが2割くらいある。

(結構キレイな人がいるもんだな・・・)

と、ちょっと本気で感動してみたりする。

そして、止まらない妄想。



■2月6日

出会い系の中でも、ヤフーという大きなコミュニティに登録しただけに、その期待も膨らむものの、何の音沙汰も無い。

冷静に考えれば、たったの1日で変化があることも無いのだけれど、すぐに結果が出ないと納得できない厄介な性分。

とりあえず何かしらアクションを起こしてみようと考える。

そのサイトには、『プチメール』という定型文を無料で送れるサービスがある。

その中の
『お時間があるときにお返事ください。気長に待っています』
という無難なものを選んで、プロフィールの気に入った?人に送ってみる。

実際の自分の心の叫びとは真逆の内容だ。



■2月7日

メールが送られれば、間違いなく返事が来るものと考えていたのだけれど、まだ音沙汰が無い。

確かに毎日のようにメールチェックしたり、せわしなくサイトをチェックする人も少ないのかもしれないけれど、私はそれを待つほど仏の心を持っていない。

そんなわけで、『下手な鉄砲数打ちゃ当たる作戦』もしくは『じゅうたん爆撃作戦』を開始することにする。

ある程度の条件を絞り込んだ相手に、片っ端から無料の定型文を送ってみる。

その数ざっと15通。

自分で書いた通常のメールを送るのは、月額2千円くらいかかるらしい。

この後に及んで、無料のサービスしか使わないのがセコイ。



■2月8日

写真が載っている女性陣の割合は少ないものの、顔がわかるとイメージがわきやすい。

相手側の立場にたって考えて、自分も写真を載せたほうがいいと考える。

デジカメもあるし、ここはとびきり写真うつりの良いものを使用してしまおう。

実物を遥かに凌駕する、詐欺に近い写真をサイトにアップして結構ご満悦。



写真を載せるのにまったく抵抗がない。

引っ越してきたばかりなので、知り合いにばれて突っ込まれるということが、ほぼ考えられない。

まぁ、突っ込まれたとしても、似たもの同士なハズなので、たいした問題じゃない。



■2月9日

自信満々でPCを立ち上げてみる。

(おぉ!返事が来ている!!)

もっとも返事は『2通』という、出したメールに比べて遥かに少ないものではあったものの、とにかく嬉しい。

メールの内容は、、、結構好感触。

まぁ、返信してくるぐらいなのだけら、当然といえば当然なのだけれど、ちょっと浮かれてしまう単純さ。

しかも、個人のメールアドレスを記載していて、こちらに返事をくださいとまで書いてある。

つまり、このサービスを無視して、これからは通常のメールのやり取りができるというわけだ。

とりあえず、返信の文章をそのアドレスに送ってみる。

基本的に、2通ともほぼ同じ内容で名前だけ変えて送っているというイヤらしさ。



ふと、男性陣のプロフィールが見たい気持ちになる。

私のプロフィールが、サイト全体からどんな風に見えているのかが気になる。

探す条件を男性にして、どんな人が登録しているのかを見てみる。

思いもよらずイケメンが揃っていて、結構びびる。

こんなに競争率が高かったのか・・・。



■2月10日

今度の相手からの返信は結構早い。

さらに長めの文章で、相手の雰囲気や生活の様子が伝わってくる。

そのメールの内容の中で、
『それじゃさっそく会う約束とかしたいんでまずは携帯交換しましょう☆ 一応まだ会ってない人だと色々怖いんで私がやってるSNSで交換して下さい! http://********なんですけど、業者とかには見れないようになってると ころだからそこで交換なら私も安心出来るんで♪ お金もかからないしいいですよね?『沙紀』で検索してメールしてきて下さいね ♪ ちょっと試すような形になっちゃって悪いとは思うんですけど、 私も一応女なんで(笑)本当にいい人か判断したいんでよろしくお願いしますm(__)m』
と、こんな文章がある。

なるほどね~、と思いつつ、そのサイトへと移動してみる。

早速そのサイトに登録してみる。

携帯のアドレスからもメールが見れたりするらしいので、色々と操作してみるものの、いまいち使いづらい。

そうこうしている内に、早速向こうからメールが来た。

そして間髪入れずに、他の人からメールが入ってくる。

異様な数のメールが立て続けに入ってくる。

どれもこれも、好感のあるメールで、見ていて嬉しくなってしまう。

そうこうしているうちに、そのサイトマスターから新たなメールが来る。

その内容は、約9千円程の請求書。

(・・・・・・。)
(・・・・・・・・・、何?これ。)

よくよくサイトを調べてみると、メールを見るだけで数百円の手数料がかかり、メールを送るだけで数千円の手数料がかかることが判明。

それがポイント制になっていて、非常にわかりにくい。

退会する方法が、直接電話するしか無いようなので、おそらく揉めそうな予感。

即効でそのサイトからのメールを着信拒否に設定する。

それまでやりとりしていた女性とはもうやりとりをする気もないし、金を払うつもりもない。




■2月11日

プチメールのじゅうたん爆撃作戦がきいたのか、結構女性陣からのメールが来るようになった。

その内容はかなりバラエティに富んでいて、色々な人がいるのだなぁ、と思う。

ただ、数多いメールを見ていると、一定の法則が見えてくる。

まずは相手が自分のフリーメールのアドレスを教えてきてくれる。

その後のやり取りの後、個人情報のやりとりをするにあたって、このサイトに登録して欲しいというメールが来る。

そのサイトは男性にとって猛烈にお金が掛かる出会い系サイト、というカラクリ。

これが俗にいう、出会い系に潜む『サクラ』の存在。



■2月12日

出会い系を多少舐めてかかっていた。

少し勉強が必要なのだと思う。自分の認識の甘さが悔やまれる。

ネットの情報によると、『サクラ』は女性のフリをした男性が結構多いことがわかる。

写真も異様に可愛く見事に写っているものは、サクラの可能性が高い。

そもそも素人が写した写真なんて、たかが知れているハズ。

そういったことを踏まえて、冷静にメールのやりとりを見てみると、ほとんどがサクラであることがわかってしまう悲しさ。

とりあえず、やりとりをするものの、サイトへの誘導メールがきた時点で、スッパリとシカトすることが続く。

多分私の判断は間違っていないと思う。



■2月13日

ヤフーのサイトの中を見ても、プロフィールを見るぶんには、この人はサクラじゃないな、と思う人もいる。

離婚して子連れだったり、年齢が40代だったり、男性が気軽に引っかかりにくいプロフィールの人は、多分私のように本当に出会いを求めているのだろうと思う。

でも、私の好みのタイプの人からの返信は、大抵サクラであることがわかってしまう。



■2月14日

このサイトでのやりとりも、もう限界を感じ始めているので、何か他の方法が無いものかと考えてみる。

ネットの中には、出会い系の他に、結婚相談のようなページもある。

そういったサイトであれば、多少定額の料金は掛かるかもしれないが、無駄に時間を浪費することも無いのではないかと思う。

私の考えはまた甘いだろうか・・・。

とりあえず、ちょっとプロフィールを入力してみると『自分に合った相手のタイプ』とかが表示される。

そんなの大きなお世話だと一笑に付して、そのサイトを閉じる。



■2月15日

携帯にかかってくる見知らぬ電話番号。

結婚相談所の人から携帯に電話が掛かってきた。

鬱陶しいと思いつつも、自分が蒔いた種なので、仕方なく電話にでる。

是非会社に来て、理想の相手を探してみませんか?という内容。

とりあえず
「暇がありません」と言ってその場をやり過ごす。




■2月16日

今度は35歳の人からのメールが入ってきた。

年齢的にサクラではないような雰囲気なので、やりとりをしてみる。

今度の相手は女社長らしい。

・・・・・・ウソくさい。

ちょっと考えると、社長とは思えない言動が頻繁に目に付く。

多分、サクラの存在に気がついていない頃の私だったら、そのまま騙されたかもしれない。

そして、結局はサイトの誘導メールがくる。

ハイ、サヨナラ~~。



完全無料の出会い系サイトはそれなりにある。

圧倒的に有料サイトが多いので、探しにくいかもしれないけれど、ちゃんと存在している。

大抵のサイトが『登録無料』と記載されている。

先払い制のところは、使いすぎることがないので、ちょっと安心。

メールアドレスを送るのは有料とか。

携帯番号を送るのは有料とか。

そして、アドレスを交換する一回くらいなら・・・、という考えでサイトに侵入すると、百戦錬磨のサクラたちの恰好の餌食になることうけあい。



基本的に、出会い系サイトに登録している人は、男性が圧倒的に多いらしい。

女性陣は、男性陣から大量に送られてくるメールを、セレクトするのが面倒なくらいの状況。

つまり女性からメールがくることは、ほぼありえない現象だということがわかる。

ネット上には、出会い系サイトのノウハウが結構ゴロゴロしている。

勉強になるなぁ、と思う反面、出会い系で真剣な出会いはほぼ無理な気がしてくる。



無料サイトでも、登録時にいくつかの有料サイトに同時登録されるところがある。

別にそのサービスを使用しなければ、料金がかかることはまったくない。

ただ、何故か有料サイトの女性?会員からのお誘いメールが絶えない。

無料サイトからはまったくメールが来ないだけに、ウソ臭さが抜群。

もう、サクラ満開。



■2月17日

あまりにも続々と配信されるサクラメールをことごとく無視してきただけあって、先が望めそうな期待度の高いメールが来なくなった。

(無駄な行為だったな・・・。)

そんなつぶやきが頭をよぎる。

そして、またもや結婚相談所からの催促の電話。

(・・・・・・。)
(・・・・・・・・・・・・。)

出会い系サイトで成果が出ないことに気分が落ち込んでいたこともあり、ここら辺で気持ちを切り替えてみようと思う。

今までのつれない態度を一変させて、結婚相談所で話を聞くことに。

そもそもどれくらいの料金がかかるのかさえわからないので、微妙な不安感。

正直いって期待感は薄い。



■2月18日

サクラメールの内容に変化が見え始めてきた。

少々遠慮がちな、内気で真剣な雰囲気を漂わす純情一途なメールから、露骨にセフレ希望のドライな内容のものばかりになってきた。

私があんまりにも無視し続けているので、向こうも戦略を変えてきたようだ。

あいにくと余計に興味が失せてくる。

全然違う人から来ているメールのはずなのに、一気に全体の傾向が変わるのが凄い。

遠くから全体を眺めるのがポイント。



■2月22日

サクラからのメールはバラエティに富んでいる。

男性と付き合ったことの無い純情な娘、20代で独立した会社重役、夫の帰りが遅い暇な主婦、耳が聞こえないという少女、お金は全てだすのでドライに夜会いたいという女性、、、。

メールがくる度に、
「なるほど~~」
「そうきたか~~」
などと、つぶやいてしまう。

そのうち電車マニアとか、蛇を丸呑みできますとかでてきたら、改めてやりとりをしてみたいと思う。



■2月26日

『○○様!当選です!!』

そんなメールが来ていた。

よくあるスパムメールの手口なのだけれど、出会い系サイトからのメールなので、ちょっと中身を確認してみる。

どうやら50万円分のポイントが当たったらしい。

毎月の極秘抽選で私が当選したらしい。

(う、、、嘘くさい、、、。)

(そもそも極秘抽選ってなんだ?)

このポイントを受け取る条件が、『1回はポイントを購入していること』らしい。

ポイントは5千円から購入できるのだけれど、50万円という数字を前に出されると、ちょっと安く感じてしまうから不思議だ。



■2月27日

何故か2日続けて50万円分ポイント当選のメールが来ている。



■3月1日

度々送られてくるサクラメールの中に、『ちびなので男性の人に相手にされません』という内容のメールが入っていた。

(・・・そぉかぁ?)

経験則上、世の中にはムッツリ隠れロリコンがたくさんいるので、基本的に『ちび』の女性は人気がある。

メールの内容を読んでいると、『ちびなので・・・』というフレーズが多用されている。

そもそもコンプレックスにしている人間の心理的におかしい。

明らかにそのワードで釣ろうとしている魂胆が見え隠れする。



■3月2日

『後ろだったら中出しOKですよ』というメールが来ていた。

遂にマニアック路線でお誘い攻撃を仕掛けてきた?!

出会い系メールの、序盤に感じられていた女性の恥じらいは微塵も感じられない。



■3月4日

何となく始めてみたこのコーナー。

本当に彼女ができるまで続くのか?という疑問が絶えない。

永遠に続いてしまいそうな予感さえする。

初めて僅か1ヶ月で弱気になりつつある。

そもそもこのページ自体、彼女が出来たとして、彼女に見せられるような内容でも無い。



■3月6日

「彼氏と別れて寂しいんです・・・。」
というメールが出会い系から入ってきていた。

(ふぅ~~ん。)

こういう誘いに心が揺れないのは、今の私と状況が似すぎているからだと思う。

心理学的に、人は自分と似た人を嫌う傾向があるらしい。



■3月8日

スナックのママ・単身赴任の新妻・老人ホーム介護・・・。

相変わらず新しい職種の人たちからのメールが絶えない。

私があまりにもメールを無視し続けているせいか、
『あなたは実在していますか?ももかより』
というメールが来ていた。

ちょっと面白い切り口だなと思った。

出会い系には男性のサクラもいることを、よくわかっている人なのだと思う。




■3月9日

出会い系を始めて、挫折して、それなりに検証して、どういうサイトがどんなものかが、それなりにわかるようになってきた。

だいだい『完全無料サイト』と『男性のみ料金制』と『男女共に料金制』とにわかれる。

料金制のところは『後払い制』と『前払い制』とにわかれる。

『後払い制』のトコは、いつの間にか料金が膨れ上がっている悪質なサイトが多いので注意したい。

『前払い制』のトコは自分の意思で、必要な分だけ料金を払うので余計な心配がなくて安心。

そして大抵の出会い系は、無料ポイントなるものがついていて、それである程度遊べる。

前払い制のところは、無料ポイントのみを使い果たすと、もちろん使えなくなる。

その間に連絡先の交換までもってくるのは、それなりのテクニックが要求される。



■3月10日

ウェブ上を探すと限りなく存在する出会い系サイト。

その中で、身をもって探し出した安全な『完全無料制』のサイトと『前払い制』のサイトがある。

基本的に『前払い制』のところは無料ポイントのみしか使っていないのだけれど、もうちょっと遊んでもいいかな、、、と思ったところは、もしかするとこの先使うかもしれない。

【基本的に現時点で登録したままにしてある面白いサイト】

TO YOU(完全無料)
メールアドレスを送ることは出来ないものの、無料でいつまでもやりとりが楽しめる。
何気に携帯番号を普通に送ることができる。
ノエル(完全無料)
登録時に有料サイトに同時登録される。
登録後は有料サイトのサクラからお誘いのメールが届くものの、完全無視を決め込む。
サクラからのメールは結構おもしろい。
わくわくメール(前払い制)・無料ポイント60P
登録できるアドレスは携帯のみだけど、PCで操作閲覧が可能。
使用ポイントの説明がわかりやすいので、無料ポイントを計画的に使える。
HAPPY MAIL(前払い制)・無料ポイント50P
アドレスを入力しなくてもウェブ上で相手が探せる。
BOO i BOO(前払い制)無料ポイント15P
携帯で使用しやすい形式。もちろんPCでも使用できる
直アドゴーゴー(完全無料)
基本的に真剣に恋人を探しているような人はほとんどいない。
いろんな人がいるので、見ていて面白い。

※上記のサイト情報はあくまで現時点(2007年3月10日)でのお話です。



■3月11日

『彼女が欲しい』というタイトルで始めたこのコーナー。

気がつけば内容が出会い系サイトに偏り過ぎている。

安全なサイトの紹介までして、一体何をしているんだろうと思う。

そろそろ軌道修正して、別なことに取り組みたい。

もう出会い系とかはイイヤ、、、。



■3月12日

このコーナーが終わるのはいつだろうと、ふと考える。

それはやっぱり彼女ができるまでなんだろうか・・・。

終わるに終われないような事態にならないように、複線を張っておきたいのだけれど、その手段がわからない。

もう遅いか・・・。




■3月13日

この辺りで、一旦初心に戻りたい。

基本的に出会い系サイトでは彼女は出来ないんじゃ無いかと思う。

そもそも出会える気がしない。



■3月14日

暇なとき、ネットダイブを楽しむ際に『大人のサイト』を見に行くことがある。

正常な男なら別に珍しくも無い普通の行為。

いや、弁解するわけではなく、そういうものだと思う、多分。

まぁ、それは置いといて、そのサイトで見覚えのある顔写真を発見。

(・・・ん?・・・今の誰だっけ?)

記憶の糸をたどる・・・。

(・・・・・・あ!出会い系のサクラ!)

奇しくも私が一番最初に騙された出会い系のサクラの顔写真だ。

思わぬところで点と点が線でつながる。

なんかヤな線のつながり方だ・・・。



■3月15日

自分のブログサイトのアドレスを教えてくるサクラもいる。

そのブログの特徴としては、
『ブログの記事が5つぐらい(結構最近の記事がある)』
『記事は写真つきで、結構凝っているようにみえる』
『ほんの数週間前から始めている』
『顔写真とフリーのメールアドレスが堂々と載っている』
『更新されない』
などなど、共通点が多い。

20代で起業した女性社長です、という人のブログを見たのだけれど、現実離れしている上に言動に矛盾がある。

「社長なので時間は自由にとれます」(そぉ?)
「お金の心配はありません」(そうなのか?)
「会社の車つかえますから」(自分の車は?)

メール書くときに、
「5億円も年収があるなら有限会社から株式会社になれますね。そうしないんですか?」
と、書いておいたら、そのことにまったく触れずに返事が返ってきた。



■3月16日

後々話す機会があるかもしれないけれど、新たに4つの有料サイトに登録した。

もちろん登録だけなら無料だ。



■3月17日

基本的に無料であればアクションを起こす。

完全無料サイトからメールが来ていれば、普通に返事を返す。

あくまで暇つぶしに近い。

いわゆるメルトモと呼ばれる関係。

もっとも続く期間は短い。



■3月18日

ちょっと前に登録した有料サイトからのお誘いメールが絶えない。

有料サイトはメールを送るのに料金が発生するので、最初にもらった無料ポイントしか使っていない。

サイト側としては『いかにして男性をその気にさせて、ポイントを購入させるか』ということが重要なのだと思う。

『あなたが女性からの問い合わせ件数MVPを獲得しました』
というメールがきた。

(うわ、嘘くさい!)

その内容は、MVPの得点として5千円分のポイントが5万円分になるというもの。

たとえ一回でも5千円が支払われれば、サイト側としては充分なのだろうと思う。

女性陣からとめどなく送られてくるメールの内容をみても、そのまま続けさせてしまうという自信が見え隠れする。

その他にも、
『人気調査繰上げ1位決定です!』
なんてのもある。

あえて『繰上げ』という言葉で、それなりにリアリティが上がる。



■3月19日

基本的に有料サイトから来るサクラメールは、自動的に迷惑メールフォルダへ移るので、あんまり気にならないのだけれど、一日に来るメールは軽く40通は超える。

一回無料ポイントを使用したら、向こう(サイト側)は一気にたたみ掛けて来る。

「どぉして返事くれないんですか?」
「悪いところは直しますから!」
「あなたのために50万円用意しました。」
「ほんとうにあきらめきれなくて・・・。」
「自宅で歯科医やってます。」
「お金貰ってください!」
「年商3億整形外科です」

題名だけを見てもバラエティに富んでいる。

色々な切望や想いが書かれているのだけれど、向こうからアドレスを送ってくることは100%無い。

「アドレスを送ってもいいですか?」
というメールも、文末は『OKなら返事を下さい』で終わっているので、結局はこっちが返事をしないとならない。

予想としては、たとえOKの返事をしたとしても、怪しまれないようにやりとりを引き伸ばされるのがオチだ。



■3月20日

通常有料サイトは、メールアドレスを相手に送る場合、ある程度のポイント(料金)が発生する。

それは電話番号に関しても同じ。

仮にメールにアドレスを書き込んで送っても、サイト管理者によって削除されてしまう。

それが目視なのか自動削除なのかはわからないけれど、大量のメールを全て人が見ているとは思えない。

試しに送ってみると、相手側には『****』←こんな感じで数字やアルファベットが表記されることはない。

ほぼリアルタイムでメールは送られるので、自動で削除するシステムなのだと思う。

ある程度状況がわかってきた。

女性としてフリーメールで登録するなどして、知る方法は多々ある。

私は一体何をしているんだろう・・・。



■3月21日

ふと、思う。

(ここは出会い系の攻略サイトか?)

いや、別に攻略はしてない。

だって会えてないし・・・。



■3月22日

女性としても出会い系サイトに登録しているので、もちろん男性陣からもメールが入ってくる。

それに返事をしたこともある。

速攻で返事が返ってくるのだけれど、向こうの想いが強すぎて、重い。

女性になりきって返事をするのは思いの他疲れる。

暇つぶしやネタになると思いきや、結構しんどくて割りに合わない。

結局ネカマは一日ともたなかった。
(ネカマ:ネット上で女性のフリをする男性。ネットオカマの略。)

今さらながら心が痛い。



■3月23日

「この電話番号にかけてください」
と、いうメールの題名。

(このサイトは電話番号は送れないハズなんだけど・・・。どういうことだろう。)

そのメールの内容には、
『私の番号は、セポイの反乱の年とアラニスモリセットの誕生年を足してさらにアングロサクソンを後ろに・・・』

(・・・知るか!)

調べる気にもなれない。



■3月24日

前にも書いたけど、暇つぶしの片手間にメールのやり取りをしている完全無料のサイトがある。

完全無料のサイトにサクラは少ない。

私の返事に下心が無いせいか、それなりに続いている相手が数人いる。

『パン職人』のYuiさん
『モデルの卵』のazusaさん
『保母さん』のマヤさん
『職種不明』のユリ子さん
主にこの4名(名前は偽名)。もちろんサクラの可能性も否めない。

最初は相手によって文体を変化させていたのだけれど、4人へのタコ足は能力的に無理がある。

(え~っと、この娘は、、、前回なんて書いたっけ・・・。)

サイト内の受信メール履歴を確認して、話の流れを思い出す。

(あ、、、今、もの凄いスピードで間違った方向に進んでいる・・・。)

ふと、われに返るひととき。



■3月25日

出会い系は、慣れてくるとサクラの見分け方がわかってくる。

基本的に『人』の対応を感じさせないようなやりとりがニュアンスでわかってくる。

例外的に、実際の人がサクラとして自分の言葉で対応してくる場合は判断が難しい。



■3月26日

色々な出会い系攻略サイトを見てみると、サクラの見分け方が結構たくさん載っている。

①速攻でメールアドレスを教えてくる
②返信内容に、こちらの質問に対する答えが無い
③「友達のPCを借りているので、携帯専用のサイトでやってくれませんか?」と言ってくる。

上記の3つはちょっと考えるとオカシイと感じるハズなのに、夢中になっている本人は気づきにくいらしい。

もっとも自分がそうだったので、虚しさ満開、、、。



■3月27日

ちょっと前(3月10日)に、無料&前払いの安心な出会い系サイトを紹介しましたが、お誘いのサクラメールが大量に入ってくるので、迷惑メールフォルダに転送設定しておくと管理が便利です。

気がつけば300通くらい溜まってた・・・。



■3月28日

出会い系で教えられたメールアドレスのアットマークより上の部分をネットで検索すると、サクラメールを公開しているサイトに引っかかることがあるらしい。

サクラとのやりとりはコンピューターウイルスのように一進一退、というかイタチゴッコ。



■3月29日

気がつけば、無料サイトでメールのやりとりをしていた相手からメールが来なくなってる。

うーん、単に飽きられたか・・・。



■3月30日

出会い系メールはたまに面白い。

『突然こんなお願い失礼な事は承知ですが・・・
実は今日、自宅の水道管を何者かに爆破されました・・・
ちょっとそれで・・・
すぐにでも修理してもらうつもりなんですが、今夜だけ、そちらのお風呂をお借りしたいと・・・
ホテルに一人でっていうのはちょっと虚しいので・・・
良いお返事お待ちしおります・・・
風呂無し幸子より・・・
お湯を溜めて・・・』



・・・爆破?



■3月31日

このコーナーのタイトルは『彼女が欲しいっ』だったハズなのに、内容は会えもしない出会い系に偏っているという矛盾。

3月でキリもいいし、出会い系編・完、とかにしようかと考えたりもする。

もっとも次の手が無いので、明日からの更新に差し支えるか・・・。

本当に彼女が出来るまで続くのか?!このコーナー・・・。



はい、出会い系終了。




■■ド素人風水編■■もしもし大作戦■■おそうじ編■■



トップページへページの上へ