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彼女が欲しいっ!! |
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■■■■■■■■■■■■もしもし大作戦!!■■■(←非常にテキトーなタイトル) | ||
■9月某日 ※計画の特性から後々のことを考えて某日とさせていただきます。 前回、中途半端に風水を試してみて約2ヶ月近く経つ現在。 風水的なことをやっていたことすらすっかり忘れていた現実。 案の定、まだ彼女ができていない、、、。 風水なんて所詮そんなものだ。 気がつけば夏も終わっている、、、、、、まだ暑いけど。 そしてやっぱり無性に彼女が欲しくなるときがある。 そんなわけで久しぶりに何かしら行動に移してみたいと思う。 ■彼女居ない期間が半年を超えて、、、 いよいよ切羽詰ってきた今回、『電話をする』という直接的な手段をとってみたいと思う。 部屋の中で出来る行動では、もはや最終手段に近い。 滅多に使わない携帯電話を見つめつつ考える。 言ってしまえば『告白』だ。 今後のことを考えると、失敗したらその人とは気まずくてコンタクトが取れなくなることを覚悟する必要がある。 かといって、今後連絡を取らなくてもいいような知り合いなんて居ないし、もちろん誰でもいいというわけでもない。 もともと携帯電話番号を知っている人間が相手なので、それなりに親しい相手に限られる。 やろうとしていることが限りなく誤った方向に向かっていると知りつつも、寂しさという衝動に駆られて動き出さずにはいられない。 ■『絶対この人と付き合いたい!!』 という人はいないものの、『この人と付き合えたらいいな』と思う人は多い。 そんな中で、フラれても後くされ無く過ごせるような微妙な距離がある人。 もちろん、恋人がいる人やまったく脈がないと思われる人は除外する必要がある。 基本的に惚れやすいので、簡単に人を好きになれるという特性が今回の企画に適している。 ■『電話で告白』 という遊びが中学生時代に流行った。 いや、もちろん本人にとっては遊びではなかったと思う。 流行ったというか、とにかく女の子が気になってしょうがない時期でもあって、ちょっと恋話で盛り上がろうものなら、とりあえず電話してみようという流れになっていたあの頃。 暇つぶしに告白。 そんな学生時代だった。 今回の作戦は、その頃の流れを受け継いでいる。 ■自然な流れで告白まで持っていくのが難しい。 冗談と思われても虚しい。 電話は顔が見えないぶん、感情を伝えにくい。 同時に誤解を生む可能性もある。 言葉を選ばないと大変なことになる場合もある。 『メール』---→『電話』---→『会う』 表情や声質などのコミュニケーションツールが減るごとに誤解が生まれやすい。 ■やっぱり『直接会って話す』のが一番気持ちを伝えやすい。 ということで、ここは電話告白ではなくて、実際に会うことにしたい。 能書きをつらつらと書いていても始まらない。 コロコロと計画が変わるのは、気持ちが不安定なのだと思う。 ■もちろん、会う約束をとりつけるのには電話を使う。 実際に会うことを考えると、あまり遠くにいる人は難しい。 単身静岡に出てきているだけに、周囲に知り合いは少ない。 手軽に会える範囲で相手を探すのは大変。 というより、そんな条件の人はいない。 ■とりあえず関東近辺まで範囲を広げてみたい。 新幹線を使えば東京まで2時間かからないのだから問題ない。 会社の都合上、連休はとりにくい。 会うチャンスは1日。 想いを伝えるだけなのだから充分な時間といえる。 ■相手確定! 数少ない携帯のメモリの中から、様々な要因を考慮した上でのこと。 良い部分、悪い部分、期待、理想、妥協、企み、、、様々な要因が交錯。 今までの計画のように相手が不確定ではないので、妙にリアリティがある。 想像に夢がふくらむひととき。 ■やっぱりメールで連絡しようかと思う。 その人と電話で話すことは滅多に無いし、どちらかというとメールのほうが多い。 もちろんメールですらそんなに頻繁ではない。 そんな間柄でもあるので、イキナリ電話するよりメールで伝えたほうが自然だと思う。 ■まずは日程を決めたい。 突然会いたいと言っても向こうにも予定があるだろうし、あんまり先の話にしても自分的に待ちきれない。 とにかく早く話を進めたいという思いが先走る。 そんなわけで、2週間後の火曜日に予定を設定してみる。 相変わらず自己中心的だと思う。 ■メールの内容を考えてみようと思う。 考えてみると、改めて会うのは凄く久しぶりの人だ。 自然な流れで会えるのが理想だと思う。 詳しい説明は省くとして、幸い『暇があったら会おう』的な状況の関係であるだけに、会うこと自体に不自然さはない。 問題は『東京まで出て行くこと』に対する自然な理由。 ■君に会いたいから東京まで行くよ、、、。 そんな重いセリフが打てるはずもなく、仕事の都合で東京まで行くということに決定。 それがどんな仕事なのかは、自分でもよくわからない。 ここに来て直球が使えないあたり、致命的ともいえるかもしれない。 ■表題は『久しぶり!』 実際に久しぶりなのだから問題ない。 それを踏まえてメールの内容を考えてみる。 携帯のメールなので、長すぎるのは禁物だと思う。 簡潔に必要なことを自然に伝えるメール。 必須キーワードがいくつかある。 『今度の○月○日の火曜日』 ← 当然必要 『仕事の都合で東京に用事』 ← ここにきて弱気(必要ない?!) 『久しぶりに会って話したい』 ← 1番の目的 ■イザ送信。 そんなわけで、上記のワードをちりばめたメール。 何のことは無いメールなのだけれど、この先の運命を左右するメールなだけにやや慎重になる。 結局のところ3~4回くらい手直しがはいっている。 好きな子に初めて送るメールみたいだ。 (・・・・・・・・・。) いや、別にそれでいいと思う。 ■返信を待つ。 (・・・・・・。) (・・・・・・・・・・・・。) もちろんそんなに直ぐに返事がくるハズも無い。 相手は早番・遅番・夜勤などが要求される不規則な仕事をしているので、ピンポイントでない限り直ぐに返事がくることはない。 そもそも仕事中に電源を入れているのかも怪しい。 ■30分後、着信! 思ったより早く返信が来た。 微妙に緊張感が途切れた頃だ。 内容は、、、 ■『すいません、その日は仕事があるので、、、』 ■(あぁ、、、そぉ。) 当然のごとく予想できたハズの結果ではあるもの、妙に拍子抜けしてしまった。 上のメールの後半には、その2日後なら空いているとかいう内容が続くのだけれど、なんだかもうどうでもよくなってしまった。 緊張感が続かないというのも致命的だと思う。 ■(もう、いいや、、、。) 不思議なくらいに熱が冷めてしまったので、とりあえずこのあたりでストップしたい。 結局何も生み出さなかった1日。 今思えば、完全にタイトル無視、、、。 |
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